愛情表現

海外の人は表現上手っていうけど
幼い頃から自然と培われてきたものなんだと
フランスの家庭の暮らしに触れてみると
よく分かる

挨拶がてらにビズ(ほっぺにチュッ)は普通
どんな関係性であってもする
子どもは、しょっちゅう抱き締められては
顔や頭にチュッチュッされ
愛情豊かな言葉で誉められる
周りで見ているこっちが
微笑ましくてつい笑顔になってしまうほどの
“豊かな愛情”を感じるんだから
受ける子どもは幸せに決まってる
満足度が高いのは見ていても分かる

体に触れることは
相手に気持ちを伝える最も原始的な行為
言葉がなくても伝わることがある

例えば、幼い子が頭をぶつけたら
手を当てて「痛いの痛いの飛んでけー」
ってするのは、こうやってするのよと
教えられた訳ではない
とっさに手が出る本能に組み込まれたこと

動物が子育てで、体中舐めたりするのも
皮膚接触に意味があるから
自然界に意味のないものは存在しない

更に、フランス人はとにかくおしゃべり
ずっと会話してる
本当にずっと
よくそれだけ話すことがあるな~

そうやって
体と言葉で気持ちを伝えることが
ごく自然に受け継がれてきたんだと感じる

言葉が発達して
日本人には何故か、体に触れる行為が
減っていって、家族でも頻度が少ないし
見知らぬ他人とビズなんてあり得ない
且、会話もそう多いとはいえなくて
わざわざ夫婦円満の秘訣は“会話”
なんて話があること自体が少ない証拠

日本人が表現下手なのは
そういう文化が受け継がれてきたから
なんだとつくづく思う

フランス人の生き方に触れて
少なくても、大切な人への愛情表現は
フランス式を目指したい

J'aime la France

-暮らすように旅するフランス- 4人の子持ち母 49歳でホームステイの夢を叶える! 本当のフランスを知る “大人の贅沢な旅”

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