コルド シュル シエル

最終日の最後の観光が
一番行きたかったココ
天空の城ラピュタのモデルとも言われる通り
雲の上にポカンと浮かび上がる姿は
この世のものとは思いがたい
あいにくの雨と真冬の寒さは
かなりこたえる
でも、何としても行きたかった
でも、想像する姿を拝めないことは
およそ想定してた

車中から少しずつ近付いてくるその姿は
うっすら霧がかっていて
思ったより小さく
感動する間もなく
よく見えないまま
あっけなく到着してしまった

そう、輝かしい天空の写真は
私が撮ったものじゃない

せっかく来たのに残念過ぎて言葉が出ない

細くて車が1台やっと通れる石畳を登ってく
そこはもう、険しい道のアクロバット運転
でしかない
途中からは徒歩で更に上を目指す
写真では分かりにくいけど
かなりの傾斜
慎重に一歩一歩、踏みしめて進む

雪が降ったらスキーできるって!
こんな坂道歩いたことないわっ!
転んでケガしたら洒落になんないよ!
おっ、怖っ!って
独り小言を言いながら
ある意味、恐怖体験となった
古い歴史を感じる家々
人が暮らしてるのもスゴイ
上に行くとお店が立ち並んでるけど
殆ど閉まってて普段の姿は見れなかった
人もいないに等しい
人気の観光地の賑わいとは別の顔

トゥールーズの名産
パステルっていう青色の染料を使ったモノを
売ってるお店

かわいらしくて入ろうとするも
鍵がかかってる
フランスではよくあること
長い休憩中とか普通に閉まってる
売る気ある?
お客さん来てるのにだよ?
日本じゃあり得ない
ムッシューが店員さんに声をかけてくれて
入れてもらった

下山に値する坂道は、登りより怖い
無事に降りれますようにと
祈りながら傘を握りしめ
私の顔は強ばってたに違いない

待って~
こうして、1番行きたかった場所は
残念な思い出と共に
次は、絶対アノ絶景をゲットしたい!って
思いを残して終わった

J'aime la France

-暮らすように旅するフランス- 4人の子持ち母 49歳でホームステイの夢を叶える! 本当のフランスを知る “大人の贅沢な旅”

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