今夜は近隣の方々をお招きする
ホームステイ先のムッシューが
チャチャっとテーブルセッティング完了
総勢8名
大きな豪邸では、ごくごく普通の光景で
やり慣れてる感満載
本日のメインはポトフ
フランス語では
pot-au-feu
ポット オゥ フゥー
それが繋がって「ポトフ」と日本では言う
火にかけた鍋って意味
ムッシューは午後からコトコトとお料理
ピンポーン
いらっしゃ~い
とはならない
車が入ってきて来客の到着
ボンジュールと必ず全員漏れなく
ビズを交わす
まず立ち話が始まる
あちらでもこちらでも
ジーっとそれを眺める私は
猫と同じ
大体揃ったところで
アペリティフ
おつまみとシャンパンタイム
立ち話のまんま
フランス語会話に入ることもできず
1時間が経過
みなさ~ん
私、座りたいんですけど、、、
とも言えず
何本も空いていくシャンパン
いい加減、何だか笑いが込み上げてきて
1人写真を撮って遊び始めた
おーシャンパンの泡キレイ
みなさ~ん
私、ここですよ~
ようやく席へ着いたのが夜の9時
何度か経験したから分かってる
うん、分かってる
でも、ここから食事が始まるのは
日本人の私にはかなりキツイ
だって日本人はそんな時間に夕食食べない
と、出てきたのはオントレ(前菜)
鴨とフォアグラの手作りのパテ
スモークサーモン
分かってる、分かってる
メインはまだなことくらい
でも美味しい
でもダメ、ちょっとだけにしとかないと
まだ先は長いんだから
待ち望んだポトフ
お腹に優しそう
沢山の野菜を鍋から取り出してテーブルへ
おっとー
牛肉グロテスク
いろんな部位が入ってて
骨髄とかすごっ
どれにする?って
ん、、、小さなアキレス腱辺りで
白ワインに赤ワイン
何本空いていっただろうか?
はぁ、満腹満腹
私、横になりたいんですけど
とも言えず
分かってる分かってる、、、
サラダが出てきて
チーズが出てきて
そう、私が大好きだからって
沢山用意してくれたのに
ちょっとずつしか食べられない
ごめんなさい
どれもスペシャルな味
デザートまで漕ぎ着けました!
只今、夜の0時
年明けの恒例ガレットデロア
直径30センチ近い大きさを
8人だから、8当分だよな
ビンゴー
ひょえ~デカイ
むりむりむりむりむりー
拷問に近い
パン生地だけど、これが意外に軽くて
パクパク入った
いや、多分おかしくなってる
そろそろコーヒータイム
ではなかったー
クレープを焼き始めるではないか!
食べるの?食べれるの?
しかも、フライパンで片手で
ひっくり返せるかのゲームが加わった
元気だな~
わしゃ、もう寝る時間だわさ~
と私が一番若かった
これはムッシューが前日から用意して
アルマニャックやビールも入った生地で
ふんわり軽くて、いくらでも入る
多分おかしくなってるけど
これはみなさんも止まらないほど
美味しかった
オレンジとクレモンティーヌ
(フランスのみかん)のコンフィチュールと
モンサンミッシェルのシードルと
このあとも会話は続く
お開きは夜中の13時過ぎ
考えた
彼らにとってはお食事会ではなく
飲み会のノリなんだと
それならあり得る
延々夜中まで食べて呑んでしゃべって
そういう感覚で過ごせば乗り越えられる
のではないかと
私に足りない言葉の壁がなければ
もっと一緒に楽しむことができたんだと
フランス語を勉強して
いつかまたトライしてみよう
違った世界が見えるに違いない
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