冬の定番
フランスの家庭料理
ホームステイ先のムッシューは
お料理上手で、もてなし上手
今夜の晩餐会用に
朝からマルシェでお買い物
大量の牛肉や豚肉に
新鮮な野菜を購入
直径30㎝くらいの大きな寸胴鍋
これが家に存在すること自体
生活スタイルが何やら違うことが
伺える
お水にお肉や玉ねぎまるごとボンボ~ン
にんにく、ハーブなどパラパラ~と入れて
結構強目の火加減でコトコトと煮ること
3時間
皮を剥いたニンジン1本まるごと
ボンボ~ン
カブは半分に切って
フランスでもよく食べる食材
日本のは水っぽいからすぐ火が通るけど
固いニンジンと一緒に入れて大丈夫かな?
セロリとネギも棒状で
ムギュムギュと押し込んで
もう鍋は溢れそう
再びコトコト
柔らかくなったところで
最後に皮を剥いたジャガイモを
ボンボ~ン
塩で味付けして出来上がり~
フランスの家庭料理は
全体的に手間がかかってない気がする
こういう鍋料理は入れて待つだけだし
主流のオープン料理だってそう
テーブルに出す時は
“具”だけ取り出して大皿に盛付ける
まずは野菜
ニンジンが甘くて何本でもいけそう
カブも全く煮くずれしてない
品種が違うんだろう
柔らかいけど歯応えもある
ジャガイモも丁度良くホクホク
セロリもネギもおいしぃー
別皿でお肉がドカ~ン
あまり食卓には乗らないような
部位がグロテスクにゴロゴロと
取り分けるフォークも本格的
ブサッと刺して各自のお皿へ
骨付き肉
チキンとか鴨とかもそうだけど
一応ナイフとフォークで食べる
で、最後の骨の周りは
手に持ってケンタッキーのように
最後まで骨をきれいにして食べ終える
スープはというと
この日は出なかった
鍋のまま極寒の外へ置くだけ
自然の冷蔵庫なのだ
翌日の夜
ゼラチンで固まったプルんプルんのスープ
再び火にかけ
透き通った茶色のスープのみ
スープ皿で頂く
自然のブイヨンだよ~とムッシュー
濃厚だけどシンプルでサッパリした味
食べ過ぎの胃に優しい
天然のコラーゲンたっぷりで
明日の朝の肌艶が楽しみ
そして、また残りは
鍋ごと再び極寒の外へ
最後には、タッパーに入れて冷凍する
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