翌日の晩餐会用に
クレープの生地を作る
それもよくありがちな
ありきたりのじゃない
特別なクレープをムッシューが教えてくれた
卵に牛乳
そこに、なんとビール
プシュッと開けてドバドバっと
適当に
良く混ぜたら
今度は
え~っと、どれだっけな~って
鼻歌を歌いながら
お酒の棚からゴソゴソと手に取ったのは
“アルマニャック”
ここ、フランス南西部の
アルマニャック地方で造られていて
認定されたものだけがその名を名乗れる
高級ブランデー
シャンパーニュ地方で造られたものだけが
ジャパンと名乗れるのと同じ規定
ブランデーといえば世界的に
フランスの“コニャック”が有名
それと並ぶアルマニャックは
「若返りの媚薬」と称され
700年以上の歴史をもつ
フランス最古のブランデー
色もかなり濃い琥珀色
なんだかこれは年代物のよう
たまげたーーー!
1981年モノ
40年程前のお酒だよっ
瓶の口を開けて香りを嗅ぐと
ブランデーアロマがふわ~~~っと
これを惜しげもなく
ドバッと適当に
よっ、ムッシュー、太っ腹~
バニラシュガーを1袋入れて
小麦粉をバサバサっと適当に入れて
全て感覚で作り上げるから
レシピは存在しない
そもそも、同じ味は作れないということ
これを冷蔵庫で寝かせて明日の夜を待つ
その間にもう2品
さつまいもを半分に切って
そのままオーブンへ
以上
日本のさつまいもと少し味は違うけど
とっても甘くてねっとりしてる
ズバリ焼き芋みたいなもん
スプーンですくって食べる
素朴な簡単おやつだけど
なんか違う
焼き芋もオーブン皿で出して
ナイフとフォークで食べれば
こうなるのかな?
変、変、焼き芋は焼き芋だって
リンゴの芯を抜いて
美味しいバターと砂糖を入れて
まるごとオーブンへ
以上
リンゴの酸味が
満腹のお腹をすっきりさせてくれる
1個ペロッと食べちゃった
さてさて、翌日の夜の晩餐会終盤
日付が変わったころ
出てきましたよクレープ
高級ブランデーの香りが部屋中に漂う
何枚も焼いては重ねテーブルへ
オレンジ&クレモンティーヌ(みかん)の
ジャムが合うこと合うこと
ふわっふわで甘さ控えめ
夜中だというのに何枚でもいける
こんな贅沢なクレープ
この先、口にすることはできるだろうか?
あぁ、また食べたいな~
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