今、日本で人気急上昇中のこのケーキ
このお店の門外不出レシピを
ある日本人が何度も訪問して手に入れ
都内に専門店をオープンさせた
コンビニでも
“バスク風”としてその名も「バスチー」
たるスイーツが爆発的に売れてると
今回は、本場を味わうチャンス
ほんの数日前に改装オープンしたばかり
お店の奥では、次から次へと
ケーキが焼きあがってくる
写真で見た通りの黒い焦げがポイントの
プルンプルンに揺れるケーキ
さすがに黒過ぎる焦げをナイフと素手で
こそげ落として、横のゴミ箱へポ~ン
再び表にひっくり返してカウンターへ
店内のカウンターは人で埋め尽くされてる
掻き分けて奥へ行かなくては注文ができない
順番なんて存在しない
言ったも勝ちの世界!
日本なら、間違いなくクレームだけど
誰も文句を言わずに
ひたすらタイミングを待つ
暫く、店員さんと目線も合わないほど
注文合戦に負けていた
ようやくキタ!
1人前と、持ち帰りに1人前!
まるで市場のセリ状態
大きなホールケーキを無造作にカンカンと
カットして皿に移す
その適当さは、「大きさ違うよ!」って
ここでも日本ならクレームだろうに
そんなのは気にしない
最後の部分だったから崩れて形を
保っていられないケーキがコレ
通常のカットケーキが2つで1人前、5ユーロ650円
座る場所もなく、外のカウンターテーブルへ
味は、ほんのりチーズが香るプリンに近い
食感はとろり、素朴だけど焦げがいいアクセント
軽くてペロッと入ってく
このお店は、一応「レストラン・バー」を名乗り
お酒や生ハムも置いてる
けど、世界中からケーキを求める客しかいない
残念なのは、新しくてキレイな店構え
古き善きの味が全くなくなってしまったこと
因みに、バスクチーズケーキといって
他のお店でもアチコチ見かけるけど
どこも三角のしっかりしたケーキ
とろとろはここだけ
発祥というだけあって全く別物
そこに人が押し寄せる
お持ち帰りは
日本の専門店では、綺麗な化粧箱に保冷剤と
高級ケーキの装い、値段も高級だから当然?
本場は、お惣菜の透明プラスチックに
ドンッドンッて2カット分を(完全崩れてる)
入れてビニール袋
これでいい、これで十分
翌朝の朝食
レンジで熱々をフーフーしながら
原形を留めない激旨の物体を食す
バスクに限らず、ヨーロッパの大雑把さは
日本では隠され
キレイに美しく変化させられる
そうでなくては売れない日本人の感性が
いかにクォリティが高いか
コンビニバスチーが“バスク風”というなら
専門店も味は同じでも
ある意味“バスク風”ではないか?
って思ってしまった
★フランス旅・第5弾バスク編★
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